みなさん、こんにちは。今回は、相続に関する話題です。相続する際に相続人がいる場合は、遺産分割協議が必要になります。大切な親族が亡くなった後は、精神的にも肉体的にもきついですよね。また、相続はそんな時しかしない手続きなので、不慣れで困惑される方が多いです。
遺産分割協議とは、相続人が複数いる場合に、遺産の分け方を決定するための話し合いの場です。遺言書がない場合や、遺言書の内容が不明確な場合、相続人全員の合意が必要になります。行政書士は、この協議のサポートや書類作成を行う専門家として、スムーズな手続きを手助けしてくれます。
1. 遺産分割協議会の必要性
(1) 遺産の分け方を明確にする
遺産分割協議を行わないと、遺産は相続人全員の共有財産となり、自由に処分できません。例えば、不動産を売却する場合でも、相続人全員の同意が必要になります。協議を行い、各相続人の取り分を決めることで、スムーズな財産管理が可能になります。
(2) 相続トラブルを防ぐ
遺産分割の話し合いがまとまらず、紛争に発展するケースも少なくありません。あらかじめ協議を行い、相続人全員の合意を得ることで、親族間のトラブルを防ぐことができます。
(3) 不動産や預貯金の名義変更に必要
不動産の登記や銀行口座の名義変更には、遺産分割協議書が必要となる場合があります。名義変更をスムーズに進めるためにも、協議を行い、正式な書面を作成しておくことが大切です。
2. 遺産分割協議会の進め方
(1) 相続人の確定
まず、戸籍謄本を取得し、誰が相続人であるかを確認します。相続人の範囲を誤ると、協議のやり直しが必要になるため、慎重に進めましょう。戸籍謄本は、お住いの市町村で取得可能です。（マイナンバーカードがあれば、コンビニで取得できる市町村もあります。）
(2) 遺産の調査・把握
相続財産には、不動産、預貯金、株式、負債などが含まれます。財産目録を作成し、相続人全員で共有することが重要です。不動産は、自宅の建物や土地になります。預貯金は、銀行や郵便局に預けているものです。
(3) 遺産分割協議の実施
相続人全員が参加し、財産の分け方について話し合います。公平な分配を目指しながら、各相続人の希望や事情を考慮します。どうしても、金銭面だけで分けれないところがでるので、十分な協議が必要になります。
(4) 遺産分割協議書の作成
協議がまとまったら、遺産分割協議書を作成し、相続人全員が署名・押印します。この書類がないと、金融機関や法務局での手続きが進められません。押印する印は、印鑑証明書が必要となります。
(5) 名義変更や相続手続きの実施
協議書をもとに、不動産の登記変更、銀行口座の名義変更、株式の移管手続きなどを行います。不動産は、所管の法務局で相続登記を行ってください。銀行は、名義変更の様式がありますので、それに記載し提出する流れになります。
3. 行政書士に依頼するメリット
(1) 複雑な手続きを代行してもらえる
遺産分割協議には、法律や書類作成の専門知識が必要です。行政書士に依頼することで、ミスなくスムーズに手続きを進めることができます。
(2) 相続人間の調整をサポート
相続人同士の意見が合わない場合、行政書士が中立的な立場でアドバイスし、円満な合意形成を手助けします。
(3) 遺産分割協議書の作成を代行
正確な書類作成は、行政書士の得意分野です。金融機関や法務局で受理される適正な書類を作成してもらえます。
(4) 名義変更などの各種手続きのアドバイス
行政書士は、遺産分割協議後の名義変更や登記手続きについてもアドバイスを行います。必要に応じて司法書士や税理士と連携し、ワンストップでサポートを受けられます。
4. 行政書士に依頼する流れ
(1) 相談・ヒアリング
まず、行政書士に相談し、相続の状況を説明します。必要な書類や手続きの流れについて案内を受けます。
(2) 相続人の確定・財産調査
行政書士が戸籍収集や財産目録の作成をサポートします。
(3) 遺産分割協議書の作成
行政書士が適正な内容で協議書を作成し、相続人全員の合意を得ます。
(4) 各種手続きのフォロー
名義変更や相続税申告が必要な場合、専門家と連携しながら手続きを進めます。
5. まとめ
遺産分割協議は、相続手続きを円滑に進めるために不可欠なプロセスです。特に、相続人が多い場合や、財産が多岐にわたる場合は、専門家のサポートを受けることで、スムーズな手続きを実現できます。行政書士に相談することで、適切な書類作成やトラブル回避が可能となるため、安心して相続手続きを進められるでしょう。
相続に関する不安や疑問があれば、早めに行政書士に相談することをおすすめします。もちろん、我が事務所でもサポート可能ですので、お気軽にご雑談ください！！
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